ウーバー、グラブがシンガポールに拠点を設けたのは2013年。タクシー3位で鉄道運行会社のSMRTはグラブにタクシー部門を売却することを提案し、交渉を持っている。
運転手も業界を去っている。賃貸されていないタクシー車両は5月時点で9.1%と、前年の2倍。ウーバー、グラブ参入以前は、賃貸されていない車両が3%を超えたことはない。タクシー運転手は自営業者で、タクシー会社から車両を日ベースで賃借し、1日12時間勤務のシフトで働いている。
最大手コンフォートデルグロで働いていたアラン・タンさんによれば、月々の稼ぎは3,500Sドル(約29万円)あったが、配車アプリの参入以降は3,000Sドル(約25万円)に満たず、警備員に転じた。
個人が自家用車あるいはレンタカーを利用し個人ハイヤーサービスを提供していることがタクシー利用の減少をもたらした。2013年以降、レンタカー登録台数は増加しており、現在は6万3,259台で、うち推定5万台はハイヤーとして利用されている。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43856/