震源地は同市北東部にある山間部で、同地域に在るフィリピン有数の地熱発電所も被害を受けた。
同地域地熱発電所は4ヶ所あり総発電力は650メガワットに達している。
このため同州や配電を行っているセブ島隣りのボホール島などに停電が続く影響を生じた。
同発電所の被害状況は既に確認済みで元通りに発電を開始し復旧するには1週間程度かかると見られている。
今回の地震は震源地が浅く、津波の恐れはなかったが、セブ市内でも大きな揺れを観測し、室内から外へ避難する人も多く、高校や大学などでは授業を打ち切った所もあった。
レイテ島で発生した震度7の地震は揺れの大きさを示し日本の気象庁の震度階級では『烈震』となり、最近では2016年4月にあった熊本地震が該当する。
また、マグニチュード(M)は地震のエネルギーを示し、今回のM6.5は『中地震』の上位に入り、やはり熊本地震の前震に記録されている。
現地では復旧作業と共に、避難民の救援活動が続いていて、避難民総数は9000人以上に及んでいるが、レイテ島は2013年にあった激烈な台風『ヨランダ』の被害を受けた中心地であるが、その被害者救済と復旧は行政側の怠慢、無策によって順調でないことが指摘されている。
フィリピンは環太平洋火山帯に属する地震多発地帯で、近年では2013年10月に今回地震のあったレイテ島とセブ島の間にあるボホール島でM7.2の直下型地震が発生。この地震によってセブ島を含めると死者200人近くを生じている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=419
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