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ベトナム消費者の【eコマースへの不満】が多い理由とは?

  
ニールセンはベトナムのeコマース市場は今年22%拡大し、2020年までに13.2%拡大すると予測している。
ベトナムeコマース協会(VECOM)によると、国内のeコマース分野は今後5年で100億米ドル規模まで拡大する見込みという。
 
しかし、ベトナム人消費者は要求水準が高く、価格、製品情報や認証に対する不満も多く、消費者の信頼を得るには企業努力が必要である。
ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンの5000のウェブサイトで3万件以上のレビューを調査したiPriceとTrusted Companyの調査によると、ベトナム人消費者はeコマースに対する信頼が最も低く、オンラインショッピングに費やす金額も最も低いことがわかった。
 
ベトナム人消費者は「偽造商品」に対する不満が最も高く、その割合はベトナムに次いで不満の多いタイよりも15%高かった。タイの偽造商品の流通量は世界第4位である。
ベトナム人消費者のeコマースサイトへの不満で次の多いのが製品の価格であった。セールを積極的に探しているのにもかかわらず、ベトナム人はeコマースサイトの商品は高すぎると感じている。
 
80%の消費者が代金引替払いを選択するベトナムでは注文のキャンセル率も調査対象国中で一番高い。30%もの商品が製品の不備を理由に受け取りを拒否されている。
オンラインで製品を購入することに対する懸念では共通するシンガポールやインドネシア等の東南アジア諸国の消費者とは異なり、ベトナム人消費者からの問い合わせで最も多いのは製品の認証(店舗住所)と在庫確認である。フィードバック用フォームを使った商品への問い合わせも多いと判明している。
 
すべての東南アジア諸国を対象とした同調査で、ベトナムでの消費者による評価は5段階中平均3.7となっている。評価システムを導入しているのは大手企業のみで、そうした企業を使ったショッピング体験は比較的良いものであることが背景にあるとしている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2930.html

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