ハラル食品で中国に参入の機会、しかし障害も
中国のイスラム教徒は人口の2%と割合では小さいが、絶対数は2,600万人で、ほとんどが北西部の新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省、青海省に居住しており、ハラル(イスラム教の要件を満たした)食品は参入価値のある市場だ。同国のハラル食品市場規模は年210億米ドル(約2兆4,000億円)で急速に拡大している。ただ国としての認証基準がないといった問題点はある。
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シンガポール・イスラム教審議会(MUIS)のハラル部門、ワリース・ハラルは2013年にハラル食品認証制度を構築しており、寧夏回族自治区、陝西省、甘粛省、青海省、雲南省、遼寧省、貴州省でハラル食品の認証に携わっている。
シンガポール国際企業庁(IE)によれば、中国のハラル食品市場には国際的に知られたブランドの参入はなく、シンガポール企業は他に先駆け進出することで基盤を築けるという。
すでに進出を果たしたのはサプライチェーン業者のマイアウトレット。現地ハラル産業協会の支援を得ており、ハラル食品を主に扱うスーパーマーケットを北京や華西に建設する計画だ。
中国進出には障害もある。省により輸入規則が異なるためで、マイアウトレットは2012年、中国への輸入を試みたが検疫で困難に直面した。また中国内では多種多様な免許が必要で、申請に手間取るという。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43744/
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