インドで爆発的に広がる中国製品不買運動。前年比で45%落ち込む業界も
インド与党の支持母体ともいわれる世界ヒンズー協会が中国製品不買運動を呼びかけ、ネットや口コミを通じて拡大している。インドにはディーワーリーというヒンズー教の新年にあたる祝日が存在し、祝日を祝う爆竹や電飾が市場に活気をもたらす。不買運動の煽りを受け、小売業者が卸業者からこれらのディワリ用中国製品を仕入れる需要は今年、前年比で45%も落ち込んだ。
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不買運動が拡大した要因はいくつかあるが、大きな原因として中国軍が印北東部シッキム州に侵入し、塹壕2カ所を破壊したことや、インドの原子力供給国グループ(NSG)への参加への反対などが挙げられる。
最近インドは、一帯一路サミットへの参加を拒否したり、米印首脳会談でインド洋での軍事活動の実地の声明をだすなど中国を警戒する動きが広がりつつある。
中国製品に変わる商品がインドにない場合も多く、中国製品は欠かせない存在となっているため、不買運動は長期的に見てインド経済に悪影響をもたらすという見方が強い。
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