特に被害の大きかったウクライナでは、企業だけでなく、政府機関、金融機関、空港なども被害の対象となった。原子力機関などが被害を受ける事態になったのは極めて異例だ。
今回使われたウイルスは、NSAが開発しハッカー集団に流出した「blue eternal」とする説や、「ワナクライ」に似た「PETYA」が使われた説もあり、原因解明に至っていない。
国のエネルギーの根幹にかかわる原子力機関にまで影響を及ぼした当事件だけに、早急な解明と対策が求められる。
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