ベトナムの国際金融公社(IFC)が繊維工場の資源効率性向上を支援
世界銀行グループの国際金融公社(IFC)の支援により、ベトナムの繊維企業は水、エネルギー消費量を20%以上も節約することができた。
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この情報は6月21日にホーチミン市で開催された資源効率性の向上プログラムの評価ワークショップで発表された。
持続可能な生産プロジェクトはVF GroupおよびTarget Groupに納品する全国の28企業・工場で過去18か月にわたり実施された。多くの工場が裁断、縫製、染色、プリント、洗浄の作業段階を担当している。
990万ドル規模のこのプロジェクトは資源効率性向上のための対策をとることで、節水、省エネルギー、化学物質利用の減少によりベトナム企業が1500万米ドルも節約することに貢献してきた。
このプロジェクトによる提言をすべて実施し、さらに2600万米ドルかけて新機材を導入することで、対象企業は今後2年間で水280万立方メートルを節約し、グリーンハウスガスの排出を年間56万2000トン減らすことができると想定されている。
IFCのKyle Kelhoferベトナム・カンボジア・ラオス事務所長は、このプロジェクト第一段階の成果は資源の節約により経済的に効果的だと証明されたと述べた。
ベトナム経済と繊維産業が急速に成長する中、繊維産業での資源効率性を改善するための方策はベトナムの民間セクターの持続可能な発展にとって非常に重要であるとKelhofer事務所長は述べた。
IFCは資源効率性の高い持続可能な発展を支援するとともに、ベトナムの工場の生産コスト削減にも協力する意向であるという。
IFCは他にも世界的なブランドと協力し、ベトナム国内の生産工場でのプログラム実施を呼びかけていくという。
繊維産業はベトナム第2位の外貨収入源であり、年間270億米ドル以上もの輸出額を記録している。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2919.html
>>あわせて読みたい 『ベトナムの繊維工場、巨額損失をめぐり国営石油会社の元幹部を立件』
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