この予算は主に大規模、中規模生産者への支援に使われる。
支援金額が減少する一方で、政府は農畜産業関係者への貸付利子率を下げるとのことだ。
昨年発表された支援金額は2030億レアルだったが、実際には200億レアルのコスト削減を行った。ブライロ・マッジ農牧供給相は今年の予算はすでに関係機関に分配済みで、昨年のような支出削減はないと述べた。
今年の収穫支援金のうち、1500億レアル(約5兆2500億円)は生産・流通コストの一部補てんに、380億レアル(約1兆3300億円)は生産拡大を目的とした投資に対する支援に充てられる。
農畜産業者への貸付利子は1~2%下げられる見込みだ。次の収穫期までの大規模・中規模生産者の貸付金利は年6.5~8.5%になるが、全国農業生産者連合(CNA)を納得させるには至っていない。
「我々は支援金は2050億レアル(約7兆1750億円)程度必要だと見ていますが、政府は『金額を上げれば、貸付利率も上げなくてはならない』というのです」(CNAジョアン・マルチンス代表)
大豆生産者組合アグロソージャの代表、マルコス・ダ・ホーザ氏によると、支援金を手にするのは大豆生産者の30%程度にとどまるという。
実際に支援金が生産者に渡るのは7月以降とのことだ。
(文/原田 侑、写真/Jonas Oliveira/ANPr)
写真は2011年、パラナ州の大豆生産者
ソース:http://megabrasil.jp/20170626_36527/
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