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シンガポールで乳がん、前立腺がんが増加

 
乳がんは女性の死因の第1位で、がんになる女性3人の1人は乳がん。2011年から2015年にかけ乳がんが死因とされた女性は2,105人で、半数以上が45~64歳の時に診断された。乳がん患者のうち71%は早期の発見で、発見後5年以上生きた人も多い。
 
乳がん患者の生存率をみると、2006~2010年から2011~2015年にかけて大幅に改善しており、医療技術の進歩が理由と考えられるという。実際、乳がん患者の発生率は増加しているものの、死亡者の絶対数に大きな変化はない。人種別では、華人女性が最も乳がんにかかりやすく、生存率の改善幅も大きい。
 
男性のがん患者のうち、7人に1人は前立腺がん。がんによる男性の死因の1位は結腸がん、2位は肺がんで、前立腺がんは3位。2011年から2015年にかけ前立腺がんと診断された男性は4,053人にのぼる。
 
シンガポール国立がんセンターのレイモンド・ン医師は「国が豊かになると座り仕事が多くなり体重が増加し、がんになるリスクも高まる」とコメントした。2015年にがんと診断されたのは1万4,148人だった。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/43696/