◆ 「まずはサハリンとロシアの大陸部を結ぶのが先決」
イワノフ氏によれば、サハリンと北海道を結ぶ橋の建設は、採算が合わず、経済的には得策とは言えない。
より現実的で、技術的に実現可能なのは、トンネルという選択肢である。しかしサハリンと北海道を結ぶ前に、サハリンとロシアの大陸部を結ばなければならない、とイワノフ氏。
◆ 露日の作業グループ立ち上げで合意
「大陸部とサハリンが結ばれねばその後の全ての問題が無意味になる」
また、サハリン・北海道間の輸送路建設がペイするように、十分な輸送量が見込めるかどうか評価する必要がある、とイワノフ氏。
昨年末から今年の初めにかけてモスクワ・東京間の交渉が活発化し、またプーチン大統領の訪日もあって、日本メディアでシベリア鉄道と日本領土を結合する可能性が議論されるようになっている。
タス通信の28日の報道によれば、ソチで開かれたロシア投資フォーラムで、「ロシア鉄道」社と日本の国土交通省は、この問題を議論するための作業グループを立ち上げることで合意した。
ロシアNOW/リンク:https://jp.rbth.com/business/2017/03/01/711013