FCバルセロナの2017~18年シーズンの新ユニフォームの胸元中央には、昨年12月に同チームと4年間のパートナー契約を締結した日本ネット通販大手「楽天市場」を表すアルファベット「Rakuten」が大きく施されている。
それに対して、一部のサッカーファンらは、韓国政府に高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」の配備地を提供した韓国企業、ロッテグループ(LOTTE)と勘違いし、ネット上でFCバルセロナへの批判と楽天市場のボイコット運動を呼びかけ始めた。
また、今年3月THAAD配備をめぐって中国国内でロッテへの不買運動が拡大していた中で、「楽天市場」は消費者の誤解を解くために、短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで声明を発表し、「韓国企業のロッテとは無関係だ」と強調した。
また同声明に対して、多くのユーザーから投稿された「あなたたちは良い楽天ですか、悪い楽天ですか」、「写真を見せて」などのコメントに対して、同社は「良い楽天です」などと一つ一つ丁寧に返信した。
この真摯な対応に感服したユーザーたちは「間違えました。すみませんでした」と謝った。
しかし、FCバルセロナの新ユニフォーム発表で、中国国内インターネット上では、またも「韓国のロッテと日本の楽天は同じ企業だ」とのデマが広がった。今回はサッカー強豪チームまで被害を受けている。そのデマに対して、「日本菓子メーカーのロッテと韓国のロッテグループは同じ系列企業だが、楽天市場は全く違う企業だ」と誤解をなくそうとするネットユーザーも多くいた。
(記者・沈煕傑、翻訳編集・張哲)
ソース:http://www.epochtimes.jp/2017/06/27683.html