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パナマが断交、台湾の友好国は20に

 
これを受け、蔡英文総統は緊急記者会見し、断交は中国の操作の結果だとし「このような北京(中国)のやり方は現状の両岸の安定に衝撃を与えた」と強く抗議するとともに、「我々は絶対に脅しで妥協し、譲歩することはない」と激しく反発した。蔡英文政権が発足してからの断交は、昨年の西アフリカのサントメ・プリンシペに次いで2番目、これで台湾と外交関係を持つのは20カ国となり、過去最低となった。
 
パナマの断交は数年前からうわさされていたもので、馬英九政権時代には、パナマが中国に金銭を要求して国交樹立を求め、拒否されたという話も明るみに出たことがある。このため蔡英文総統は総統就任間もない昨年6月、パナマ運河の拡張工事落成式に出席し、パナマを総統として最初の訪問国とした。それでも断交のうわさは消えず、先月には駐台パナマ大使が帰任したが、いまだに後任の人事が決まっていなかった。