2016年の香港市民の月収中位数は1万5,500ドル【香港―経済】
特区政府統計処は6月6日、2016年の世帯別収入分布に関するリポートを発表した。
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これによると世帯収入の内訳は、個人の職業収入が85.8%を占め、そのほかは社会福利、その他(株の配当、利息、家賃収入など)となっている。
労働人口(外国籍家政婦は含まず)における個人の職業収入による中位数は月額1万5500ドルで、11年の1万2000ドルに比べ29.2%増加。価格変動を考慮した伸び幅は9.5%だった。
世帯収入の中位数は月額2万4900ドルで、11年の2万200ドルに比べ23.3%増加。価格変動を考慮した伸び幅は4.4%だった。
一方、高齢化によって経済活動に従事しない市民が大幅に増加していることから、経済活動に従事しない同居人がいる家庭の比率は11年の17.9%から19%へと拡大し5万20000戸増加した。さらに65歳以上の経済活動に従事しない高齢者が住む世帯は5万7000戸増えている。
こうした家庭の収入の中位数は月額5800ドルで、香港の全世帯の中位数である月額2万4900ドルに比べかなり低い。
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