8日付香港各紙によると、調査は5月23日~6月2日、1028人を対象に行われた。2047年以降の香港の前途については、「独立を支持」が11.4%で、昨年7月の調査での17.4%から大幅に低下。
「独立に反対」は60.2%で、昨年の57.6%から上昇した。特に15~24歳で「独立を支持」の割合が最も縮小しており、昨年の39.2%から今年は14.8%に低下。「独立に反対」は26%から43%に上昇した。一方、「1国2制度の維持を支持」は全体で71.2%に達し、「全面的に中央の直接統治を支持」は14.7%だった。また中央政府の香港での1国2制度実現に対する満足度は10点満点で5.17点となり、14年の調査開始以降で最高。中央政府、特区政府に対する信任度も最高となった。
中文大の李立峯・教授は若者の「独立」支持が大幅に低下したのは予想外と述べたものの、「過去1年に市民の間で本土派や香港独立に対する討論が増え若者に反省を促した。さらに現在、本土派関係者はマイナスイメージであるため独立支持が低下した」と分析している。
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