地理的要因からみても、カザフスタンは中国の打ち出す「一帯一路」の陸路には欠かせない要所となる。
中央アジアはかつて中国と欧州をつなぐシルクロードの要所として栄えたが、海運の発達で取り残されていた。しかし一帯一路構想の恩恵をあやかり、再びハブとしての役割が期待される。
中国はすでに隣国のカザフスタンとの国境に接するHorgosという地区を経済特区にして関税なしで自由に往来できる。
カザフスタン以外の中央アジア諸国も、中国からの投資や援助を必要としており、一帯一路構想は今後の中央アジアの将来の命運を握っている。