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ダバオ市が戒厳令下における観光業・ビジネスのガイドラインをリリース

 
ガイドラインは、特にダバオに拠点を置く会社やビジネス団体、出張でダバオを訪れる人々、夜間営業や深夜勤務を行う企業が従うべき基本的ルールをカバーしており、セキュリティと安全性に焦点を置いています。
 
1.事業所は、それぞれの施設において緊急時の計画を作ること。
2.事業所は、保安と最新のセキュリティ器材に投資することが推奨される。
3.すべての機関は、どのような事態になっても適切に対応できるよう、緊急計画に基づいて保安要員を再訓練することが奨励される。
4.会社の防犯モニターは、定期的に監視され、常にきちんと維持されていること。
5. 建物内に高額の通貨を保有しないこと。
6.事業所は、従業員に対し、市政府によるガイドラインに従わせること。
7.事業所の警備は、全ての従業員の入退を記録管理すること。
8.社外活動は、ダバオ市の認証を受けた公認の観光地で行うこと。場所のリストについては、市の観光局に問い合わせをすること。
9.タクシーのような公共輸送機関を利用する場合、乗車の際に、タクシーの名前と車体番号を記憶しておき、同僚やビジネスパートナーに知らせること。
10.チェックポイントによる遅延の可能性がある為、出かける際は少なくとも1時間の余裕を持つこと。
11.ビジネスが工業協会に属する場合は、その分野に影響を及ぼす特定の行動計画のために、定期的に協会と調整すること。
12. 緊急時の連絡簿を用意しておくこと。非常時は911に連絡すること。
13. 許可証、ライセンス、その他文書を手続きする際は、必ず直接官庁と直接調整を取るようにすること。未知の第三者グループとは一緒に処理を行わないこと。
14.ダバオ市への旅行は、事前に計画すること。厳しいセキュリティチェックは、国際空港と輸送ターミナルを含む市街地へのエントリーポイントで実行される。
15.外国人が出張の際は、旅行の目的がわかる書類を常に携行すること。我々の保安要員は、パスポートと共にそれらの提示を請求する場合がある。
16.滞在しているホテルや宿の正確な情報がわかるようにしておくこと。宿泊先の完全名称、住所、電話番号の情報を常に携行すること。
17.ビジネスにおける任務で訪れる際は、ダバオ市の投資促進センター(電話:082-227-2860、082-227-2870、082-227-2880; メール:dcipc@davaocity.gov.ph)ダバオ市商工会議所社(電話:082-222-1402と082-300-2198;電子メール:info@davaochamber.com)、または訪問場所の産業協会に連絡をすること。
18. 市内チェックポイントによる移動中の遅延を避ける為、会議、セミナー、商取引などは、1つの会場で行うようにすること。
19.ビジネス上の会議は、市街地にある公認のホテル、レストラン、会議場で行うことを推奨する。
20. 業務上の手配や調整は、取引先担当者を通して行うようにすること。
21. あなたの連絡先を見知らぬ第三者グループ、または委託者に調整依頼をしたり、連絡先を伝えることは避けること。
22.出張でダバオ訪れるときは、ダバオ市に拠点を置く領事館、名誉領事事務所または商工会議所と調整する方法が最も良い。ダバオ市には、3つの領事館、と6つの名誉領事事務所があり、いくつかの海外の商工会が存在する。
23. 市内でビジネス会議、会合とその他の関連した活動を組織するときは、地元のMICE経営委員と一緒に調整を行うことが勧められている。
24.デュー・ディリジェンス活動の一部として現地の調査を行う場合、特に管理エリア外で行う場合には、バランガイと調整を行うこと。ダバオのDCIPC(投資促進センター)はバランガイと必要な調整を行うことができる。
25.事前のスケジュールに従って、予定通りに行動することを強く推奨する。
26.企業は、権限のある役員によって承認された業務スケジュールを作成することが推奨される。確認の為、会社と授権された役員の連絡先詳細も含まれる。
27.ダバオ市では、夜間外出禁止令は設定されていないが深夜勤務をする従業員は、出退勤において、誰かと一緒に行動することが好ましい。
28.従業員は、必ず会社のIDを携行し、保安要員が提示を求める時に提示しなければならない。
29.企業は、深夜勤務労働者の為に、車の相乗りシステムを組織することが奨励される。
30.従業員は、深夜勤務の間、外で食べる代わりに食べ物を持参するか、フードデリバリーをオーダーすることが強く推奨される。
※上記26~30は、夜間営業もしくは深夜シフトがある企業が対象
 
ダバオ市観光局は、今回の戒厳令発令後3日間の観光業損失は約2000万ペソに上ったことを明らかにした。
一方で、事件直後、航空券のキャンセルを無償で行うことにしたセブパシフィックは、実際には旅客の5%程度しかキャンセルしなかったことを挙げ、今後もミンダナオに路線を増やしていくことを検討していると、楽観視している。
 
戒厳令が長期化すると、観光業だけでなくミンダナオのビジネス全体に与える影響が大きくなることが懸念されているので、一日も早く収束に向かうことが望まれている。

 
(ソース:https://davawatch.com/articles/2017/06/07/3222.html)