比南方のスル海での合同海上パトロール、シンガポールが参加の用意
アジアの安全保障を話し合う国際会議、IISS(国際戦略研究所)ダイアログが6月4日までシャングリラ・ホテルで開催された。過激派組織「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)の脅威が東南アジアに広がっていることから会議では、北朝鮮情勢とともにISISへの対応に関心が集中し、出席した国防担当大臣は連携の強化で一致した。
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インドネシアではジャカルタで、警察官3人が死亡する自爆テロとみられる爆発が5月に発生。フィリピン南部ミンダナオ島ではISISに忠誠を誓っているとされる反政府勢力がマラウイを占拠し、今も軍による奪還作戦が展開されている。
武器、麻薬密輸や人身売買などを水際で阻止するため、マレーシア、フィリピン、インドネシアは19日からスル海で合同海上パトロールに乗り出す。シンガポールのン・エンヘン国防相によれば、パトロールが定着した段階でシンガポールに参加を要請するとインドネシアとマレーシアの国防相から発言があった。シンガポールとしてパトロールに参加する用意があるという。
ン氏はマラウイ危機について「テロリストが域内に拠点を持てば、東南アジア諸国連合(ASEAN)のほかの都市にもテロ行為を及ぼすことができるようになる」と警戒感をあらわにした。ASEAN国防担当大臣は米国のマティス国防相と4日会談。米国の域内プレゼンスを支持するとASEAN側は表明した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43450/
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