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ブラジルの不動産価格、月単位では5年ぶりの下落

 
2017年4月の不動産相場は前月から変動はなかった。
 
経済調査研究所基金(FIPE)が発表した不動産インデックスによると、5月の住宅用不動産は1平米あたり0.16%下落し、年初からの下落率は0.08%だという。一方、直近12か月では0.46%上昇している。同期間の広域消費者物価指数が示すインフレ率は3.75%だった。
 
金額では、5月の主要20都市住宅不動産価格は平均で一平米7,682レアル(約27万円)となっている。
 
都市別にみると、最も高いのはリオデジャネイロ市で、一平米10,132レアル(約35万5000円)。次点はサンパウロ(8,683レアル:約30万4000円)、ブラジリア連邦区(8,435レアル:約29万5000円)と続く。
 
調査対象都市の中で低かった3都市はコンタージェン(3,519レアル:約12万3000円)、ゴイアニア(4,121レアル:約14万4000円)、ヴィラ・ヴェーリャ(4,644レアル:約16万2000円)となっている。
 
調査対象20都市のうち、13都市は4月から5月にかけて価格変動調整前の販売価格で低下を示した。下落幅が大きかったのはヘシーフィ(レシフェ)-0.64%、リオデジャネイロ-0.48%、サン・カエターノ-0.37%、ベロオリゾンチ-0.36%、ヴィトーリア0.35%となった。
 
一方、価格が上昇しているのはサントス+0.44%、ゴイアニア+0.35%、ヴィラ・ヴェーリャ+0.27%、フォルタレーザ+0.16%、フロリアノーポリス+0.14%の5都市。
 
ちなみに調査対象のうち、予想インフレ率を上回る価格上昇を見せた都市はなかったという。
 
(文/原田 侑、写真/Isac Nóbrega/PR)
写真は6月1日、ブラジリア。ブラジリアの住宅価格は3位
 
ソース:http://megabrasil.jp/20170605_36121/
 
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