ミャンマー首都ネビドーにて「連邦平和協議大会」が開幕、大統領恩赦も
国内平和と政治協議を行う第2回連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)が、5月24日に首都ネピドーで開幕した。
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開幕式典でスピーチを行ったアウン・サン・スー・チー国家顧問、ミン・アウン・ライン国軍総司令官は「全土停戦協定(NCA)の締結を通し、民主主義と連邦制を基本とする民主連邦制国家の樹立が最終目標」との共通認識を示した。
今回の会議には、停戦協定に未調印で国軍と激しい戦闘を継続中のKIA(カチン独立軍)、TNLA(タアウン民族独立軍)、MNDAA(コーカン軍)、AA(アラカン軍)の他、最大の兵力を保持するUWSA(ワ州連合軍)、NDAA(マイラー軍)などの代表者も参加した。
大会の開催を記念し、5月24日に大統領恩赦が行われ、186人が釈放された。釈放者の中にサン・シン元宗教省大臣が含まれていたため、大きな話題となった。サン・シン氏は元国軍の中将で、2010年に行われた総選挙に出馬し当選、エーヤワディ管区議会の議長として活躍後、宗教省の大臣に抜擢されたが、2014年に横領と国家侮辱罪の罪状で禁錮13年の実刑判決を受け服役していた。
>>あわせて読みたい 『「連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)」がミャンマーにて5月19日から開催』
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