大学新卒者の希望初任給、経済減速を反映し低下
シンガポールの大学新卒者の希望初任給が低下している。就職が難しくなっていることが背景にある。希望職種では銀行、エネルギー産業がランクを下げ、一方で新興企業に関心を持つ新卒者が増えている。
この記事の続きを読む
南洋理工大学(NTU)最終学年生のエドガー・リムさんは「国内経済は最盛期を過ぎ、先輩から仕事探しの難しさを聞くと、賃金への期待も現実的にならざるを得ない」と語った。
オンライン求人・求職サイト、ジョブズセントラルによると、新卒者の希望初任給は月2,000~3,499Sドル(約16~28万円)で、2013年、2014年の3,000~3,999Sドル(約24~32万円)を下回った。
サム・ン代表は「エネルギー、製造、金融サービス業の業績が落ち込み、経済全体の減速をもたらした。この結果、ほとんどの雇用者が経常支出を引き締めており、賃金を引き下げている」とコメントした。
シンガポール国立大学、NTU、シンガポール経営大学の新卒者のうち、卒業後6ヵ月以内に正社員の職を得た者の割合は、2015年の卒業生が83.1%だったのに対し、2016年は80.2%に低下した。
人気職種ランキングを見ると、銀行、エネルギー関連の人気が落ちており、一方でハイリスクとみなされたスタートアップの人気が高まっている。求人数では情報通技術(ICT)分野が増えた。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43340/
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
シンガポールのビジネス情報サイト【AsiaX】
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由