カンボジアの縫製労働者が、未払い賃金の支払いを求めて道路を封鎖
カンダル州Takhmao市で5月17日、縫製労働者1000人以上が未払い賃金の支払いを求めて道路を封鎖した。労働組合によると従業員らは食費や家賃も払えないと窮状を訴えている。
カンボジアアパレル労働者民主組合のRan Bora代表は、Gawon Apparel Factoryの従業員らは通常の給与支給日である5月10日に給与を受け取ることができなかったため、Takhmao地区の21号線に集まったと説明している。
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小規模金融機関からのローンの返済ができないと訴える従業員もいる。こうしたローンは高金利と遅延損害金の高さで知られている。日用品が買えない、家賃が払えないといった問題を抱える人もいるとBoraは話す。
「家賃を払い、食料品を買う金が必要だ。工場経営者に支払いを求めるために道路を閉鎖している」
Boraによると、従業員らは午前7時30分頃から道路を封鎖した。行政が彼らの訴えを知れば、賃金を支払うよう工場経営者に圧力をかけることができると期待したという。工場経営者は韓国人のCha Kyeong-Hee氏である。
抗議活動は午後2時30分頃に終わった。経営者が出てきて労働者側との交渉に応じ、まず全員に50ドル払い、残る賃金は20日の晩までに払うと約束し、労働者らはそれを受け入れた。
Kris Chan Tha工場長は、Kyeong-heeは12日にすでに全員に20ドルの支払いを申し出ていたが従業員は拒否し、その夜に小規模な抗議活動が起こっていたと説明する。この抗議活動は夜には解散した。
「会社は4月の給与を払えなかったため、12日にも道路を短時間封鎖した」と彼は話す。
工場の事務長May Nimith氏は17日、支払いが遅れているのは資金難と受注減のためだと話した。
「最近受注した新たなバイヤーに対してまだ商品を発送していない。だから支払いを受けることができていない」とMinith氏は説明する。
カンボジア縫製業協会によると、Gawonは2005年に事業登録をしており、Takhmaoに1400人の従業員を擁する。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2881.html
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