香港の金融管理局、過熱抑制で住宅ローン引き締め
香港金融管理局(HKMA)は5月19日、不動産市場の過熱を抑制するため再び住宅ローンの引き締め措置を打ち出した。
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20日付香港各紙によると、HKMAが打ち出した措置は…
(1)複数の住宅ローンを申請する者の融資比率上限を10ポイント引き下げ
(2)香港域外を収入源とする者の債務返済負担比率の上限を10ポイント引き下げ
(3)住宅ローン市場で80%余りのシェアを占める8行の新規住宅ローンのリスクウエイト下限を15%から25%に引き上げ――の3つ。
3措置はいずれも即日発効。
HKMAは12日にもデベロッパーに対する融資引締めを打ち出したばかりで、過熱抑制策は今回で第8弾となる。
複数の住宅ローンを申請する際の融資比率上限は、実需の場合、1000万ドル未満なら50%、1000万ドル以上なら40%となる。
米国の金利が正常化に向かう中、香港の銀行は利下げや現金還付を行うなど住宅ローン競争が激化していることを当局が注視している。
>>あわせて読みたい 『香港金融管理局、インフラ融資促進弁公室を設立』
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