5月16日付香港各紙によると、今回対象となったのは、伝統的なシャボン玉のほか、ピストル型、手動型、電動型、補充式、ペンシル型など12種。
このうち2種のせっけん液からは欧州連合(EU)の安全基準値を上回る好気性生物(好気性菌)が検出された。
「Smiggle Bubble Pencil(Bubblegum Scented)」は菌量が4600CFU(コロニー形成単位)、「DISNEY PRINCESS Bubble Water Blaster No.DW80659P」は同5200CFUで、EUが推奨する上限1000CFUの3、4倍含まれていることが分かった。
また「DISNEY PRINCESS」からは緑膿菌も検出された。
イタリアでは緑膿菌が含まれたシャボン玉液で遊んだ子供が敗血症になった症例があり、EUでは玩具に緑膿菌が含まれることを禁じている。
香港の学者は、緑膿菌は常在菌で、免疫や抵抗力が低下している人や児童でなければ影響はないものの、香港は玩具の緑膿菌含有量についてEUのような安全基準を設けていないので、制定すべきだと話している。
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