5月8日付『りんご日報』によると、これは日本の財務省が発表した密輸に関するリポートで明らかになったもの。
2015年7月~16年6月において294件の純金の密輸が確認されており、そのうち半数近い135件(45%)が香港からの密輸で占められているという。
情報筋の話によると、主犯は日本の暴力団で、ネットで日本旅行を希望する学生などの若者を募り、チケット代やホテル代、小遣い金などと引き換えに純金の密輸をさせるという手口。
背景としては円安による日本国内での純金の需要増のほか、日本と香港では純金の価格差が1キログラムで3万ドル程度と決して小さくないことが挙げられる。
若者の日本旅行人気もあり、運び屋のなり手は後を絶たない状況だが、日本領事館では、無料で日本旅行ができるなど甘い言葉に惑わされないよう注意を呼びかけている。
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