親日家・ドゥテルテ大統領が6月に再来日へ、日本企業の進出後押す
フィリピン・ドゥテルテ大統領が、就任から1年を迎える今年6月に来日することを読売新聞は発表した。親日を公言し、日本と良好関係を結ぶ同氏が大統領に就任してから、同意の地元ダバオへの投資は63%増加している。今回の来日でも、日本企業へさらなるフィリピン投資を促すことが予想される。
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ドゥテルテ氏は、昨年の10月には「多くの国民の信念に反しているが、同国にとって最も寛大な援助を行っているのは国連ではない。より多くの援助を与えているのは日本だ」と発言していた。公でも親日を公言している。(参照記事:https://www.digima-news.com/20161018_8189)
その背景にはダバオ市長時代からの日本との関わりにある。当時、日系人や日比ボランティア協会などの支援団体との交流を深めてきたことや、日本政府が比政府とイスラム組織との和平交渉を側面支援してきたこともある。(参照記事:https://www.digima-news.com/20161025_8455)
そして、ドゥテルテ氏は外国投資規制を緩和し、国内経済成長を図る中でもちろん日本企業の投資も積極的に受け入れてきた。その結果、貿易産業省によると、2015年に40億ペソであったダバオ地域への投資額が2016年には70億ペソに達した。これは63%増となっている。
ドゥテルテ氏6月で就任から1年を迎えるも、依然として圧倒的な支持を得て国内で強い影響力をもつ。再来日した際に日本企業に対してさらなる投資を促せば、日本企業のフィリピン進出商機はさらに拡大するだろう。
>>>合わせて読みたい『2016年、フィリピン大統領・ドゥテルテ氏の過激発言トップ20』
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