シンガポール・上海金融フォーラム開催、複数の覚書交換
シンガポールと上海の金融機関同士の交流および関係強化を狙いとしたシンガポール・上海金融フォーラムが4月12日に開かれ、複数の協力覚書が交わされた。上海浦東発展銀行(SPD銀行)の初の海外支店であるシンガポール支店も同日、営業を開始した。
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開幕演説で、シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)のジャクリーン・ロー副総裁は、人民元の国際化を推進するという習近平国家主席の発言にみられるように、中国の金融機関の進むべき方向は自由化だと指摘。シンガポールは中国および東南アジアとの貿易、投資のハブとして、上海とともに一帯一路ビジョンの実現に貢献できると述べた。
大華銀行(UOB)チャイナは、シンガポールでMRTのトンネル工事を手掛けたことがある上海隧道工程の子会社、SUGGインターナショナル・エンジニアリングによるシンガポールおよび東南アジアでの業務拡大を支援する。
またUOBチャイナは、シンガポールの金融技術業者、ヌーフィン・データが中国で技術を売り込むのを後押しする。OCBC銀行は上海銀行などと覚書を交わし、関係を強化する。
SPD銀行はシンガポール取引所(SGX)と協定を交わした。中国の企業に対し、新規株式公開(IPO)や起債を通じたシンガポールでの資金調達を奨励する。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42852/
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