最高経営幹部と下級経営幹部の賃金格差、アジアで拡大
アジア15ヵ国・地域のうち9ヵ国で、昨年は最高経営幹部と下級経営幹部の賃金格差が拡大した。最高経営幹部の基本給は米国の同レベルの幹部の基本給以上というケースもあった。組織・人事コンサルティングのウイリス・タワーズワトソンが発表した。
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シンガポールでは最高経営幹部の賃金は下級経営幹部の6.5倍(前年は6.3倍)。最高経営幹部の保証給(基本給と手当の合計)は米国の平均値(23万3,000米ドル、約2,600万円、以下全て米ドル)より32%多かった。しかし米国では最高経営幹部の多くは短・長期の報奨賃金を得ており、総額ではアジアの経営幹部を上回る。香港の最高経営幹部の基本給も米国より多かった。
タワーズワトソンは、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾などの賃金も調査した。基本給でアジアの最高経営幹部は米国並みかそれ以上だったが、下級経営幹部は米国を大きく下回った。
アジアで最高経営幹部と下級経営幹部の基本給の差が最も大きかったのはインドネシアで、年収の差は19万ドル(約2,100万円)と1万2,000ドル(約130万円)で15.8倍。次いでタイが14.9倍と高かった。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42835/
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