政府は、放送コンテンツの輸出を、日本経済の成長戦略の施策として位置づけているが、2018年度の目標額の設定は200億円となっていた。
しかし、2015年度の時点で、その輸出額はすでに288億5,000万円を記録。
それより1年前である2014年度の輸出額である182億5,000万円を、1年間という短い期間で100億円以上も上回り、過去最高を更新していたということになる。
今回の2020年度における500億円という新しい目標額は、2015年度からの7割増を目指す形となったが、その内訳としては、「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」といったアニメの輸出が、アジアを中心に大きく増加していることが背景となっている。
現状、世界における日本の放送コンテンツの輸出額ランキングは、アメリカ、イギリス、韓国に続く4位となっている。
2016年度の輸出額はまだ定まっていないが、総務省によると、すでに韓国を抜いて3位となっている可能性もあるという。
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