台頭著しい中国の航空会社、シンガポール航空のライバルに
国内便で力を付けた中国の航空会社が国際路線で台頭しており、シンガポール航空(SIA)を脅かす存在になりつつある。国際航空運送協会(IATA)は、中国発着の国際航空客および中国国内便の航空客数は2015年の4億8,700万人に対し、2025年には9億2,700万人に増加し、米国(2025年予想で9億400万人)を上回ると予想している。
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中国の航空会社は40社あり、国際便を運航しているのは15社。大手は国営の中国南方航空、中国東方航空、中国国際航空の3社。先行きを見越しアメリカン航空は南方航空に2.7%(2億米ドル、約220億円)の出資を決めた。
中国の航空会社のシェア拡大を受け、香港のキャセイ航空は昨年度決算で2008年以降、初の赤字に陥った。SIAは中国人客をシンガポールまで運び、シンガポールから豪州、ニュージーランド、東南アジア、欧州の各都市に輸送するビジネスで強みを持っているが、近年、中国の航空会社はこれらの都市に直行便を乗り入れるようになった。
中国本土発の外国便は席数で昨年は7,600万席と10年前の2倍強。この先も増加が予想される。中国の航空会社は安全面で劣るとの過去の評価も変わりつつあり、シンガポール経営大学のファン准教授によると、サービスの質はまだ低いが、新型機導入、運賃の安さで客を増やしている。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42833/
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