JTBがGW海外旅行を予測、過去最高に迫る59.5万人が海外へ
JTBは、4月6日に発表した、2017年のゴールデンウィーク期間(4月25日〜5月5日)の旅行動向調査において、海外旅行人数が過去最高に迫る59.5 万人(前年比+1.2%)になると予測した。
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今回の調査は、1,200 人から回答を得た旅行動向アンケート、JTB グループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向などから推計したもので、1969 年に調査を開始して以来、今年で49回目とのこと。
JTBによると、昨年の2016年のGW期間の海外旅行人数の実績推計は、前年に対して10.7%増加。2017年に入ってからの出国者数は、1月は130万人(前年同月比+1.5%)、2 月は 149万人(同+11.8%)で、2016年6 月から 9 カ月連続で前年を上回っているという。
今年2017年のGWは休みも長く、為替相場は昨年のGW時期に比べて円高傾向にあり、昨年は0円だった燃油サーチャージが2月から復活しているものの、以前の金額と比較するとそれほど大きくはない。
昨年より日並びがよいことも影響して、海外旅行に出かけやすい状況にあり、旅行人数の増加が見込まれると分析している。
一方で、消費面において節約傾向が強まっていることから、LCCを利用した安価な旅行が定着し、アジアを中心とした近距離の旅行が増えることから、旅行平均費用は、257,000円(前年比−0.8%)とも予測。
また、JTB の海外パッケージツアー「ルック JTB」の予約状況によると、人気の旅行先は、昨年12月に羽田-ハワイ島・コナの直行便が就航したハワイ、近距離では台湾・シンガポールなどのアジアやグアム、遠距離では建国150周年記念のカナダや、北欧・スペイン・ポルトガルなどが挙げられるとのこと。
ヨーロッパ方面は、2017年以降における航空会社の旅客輸送実績も前年を超えており、一時の低迷から復調してきているとも分析している。
Photo by Tom Hall on Flickr
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