シンガポール、女性取締役の割合が20年は20%、30年は30%に
上場企業における女性取締役の割合拡大を目的に2014年に設置された多様性行動委員会(DAC)は4月4日に記者会見を開き、上場企業の取締役に占める女性の割合について、2020年に20%、2025年に25%、2030年に30%を目指すと発表した。
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任意目標で、委員長のロー・ブーンチャイ・シンガポール取引所(SGX)最高経営責任者は「女性の取締役への登用が会社に利益をもたらすと企業が認識すれば、義務付けるより動機付けは大きい。目標を強制したのでは、数合わせのための名ばかりの女性取締役が生まれる」と説明した。
1部上場企業の取締役会における、昨年末時点の女性の割合は9.9%。取締役の席数が同じと想定して、20%の目標達成には新たに459人の女性の取締役への登用が必要だ。同様に、25%の目標達成には685人、30%の目標達成には911人の新規登用が必要だ。
ロー委員長は「達成可能な目標ではあるが、簡単に実現する可能性のあるものではない。困難であることは認識している」と語った。DACは女性取締役の候補が見付けやすい大手企業にまず働き掛けを行う。大手企業が率先し、女性登用の利益を示すことができれば、ほかの企業の動機付けになるという。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42746/
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