カンボジアの縫製工場で労働者多数が倒れる
プノンペンのPor Senchey地区にある縫製工場で3月20日、60人近い縫製労働者が倒れた。こうした事態は前の週からこれで3回目となる。
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Tien Sung Garment Companyで工場内の劣悪な空気質により従業員58人が倒れたという。同様の事態は前の週にも発生している。
労働省の労務安全健康部のPon Vanthach副部長は、先週にこうした事態が発生してから政府が指導したのにもかかわらず、工場側は環境を改善することができなかったと述べた。
「先週の事態以降、労働省は工場の技術面を確認する法的手続きを取った。同社に5点の技術的問題に対応するよう要求したが、現在までのところ2点しか解決できておらず、一方で従業員には今まで同様仕事をさせていた。同工場が労働省の指摘に早急に対応するよう、手段を講じている」
Vanthach副部長によると、労働省の指摘は、除湿システムの一部として設置されている発電機の変更、悪臭の原因となっている排水システムのチェック、汚染水プールの清掃、倒れた従業員の健康診断、従業員に対する職場での健康についての教育の5点であった。
現在まで、工場は発電機の変更と従業員への健康教育について対応を済ませている。
労働省は、残る問題点に早急に対応するよう工場側に要求した。倒れた従業員は23日まで休業とし、完全に回復するまでは残業は行わせない。
Tien Sungからのコメントを得ることはできなかった。
労働省全国社会保障基金のCheav Bunrith報道官は、同基金の担当者が工場に赴き状況の確認を行い、倒れた従業員の病院への搬送を支援したと述べた。
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