企画展は政治と社会に関わる芸術家としてのオノ・ヨーコの作品群を紹介。キュレーターはオノ・ヨーコに関する著作もあるアイスランド出身のガナー・B・クヴァラン氏。
展示は全部で65のインスタレーションで構成されている。それぞれ、来場者がそこにかかわることで完成する作品だ。例えば、1955年に制作された「Lightning Piece(着火のためのピース)」は、来場者がマッチに火をつけ、消えるまで見届けるというものだ。
会場では何種類かフィルムが上映されるが、うち2つにジョン・レノンが登場する。1969年の作品「レイプ」はジョンとともに制作され、1970年作の「自由」ではトレイラーにジョンの名前がある。
ニューヨークのカーネギーホールで1964年に発表された、このアーティストの最も有名な作品もフィルムに収められている。この作品は、来場者がアーティストが来ている洋服の一部を切り取って持ち帰ることができるというものだ。
展覧会の入場料は12レアル(約460円)(各種割引後は6レアル、約230円)。10歳までの子供、体が不自由な方は入場無料。
当企画展は4月1日から5月28日まで開催。
Instituto Tomie Ohtake(トミエ・オオタケ協会)
Av. Faria Lima 201 – Complexo Aché Cultural
(Entrada pela Rua Coropés 88) – Pinheiros SP –
http://www.institutotomieohtake.org.br/
(文/原田 侑、写真/Divulgação via G1)
ソース:http://megabrasil.jp/20170402_34977/
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