3月28日付香港各紙によると、紅●に位置する「福沢葬儀館」が3月28日に閉鎖された。
3月31日の運営権の満了を待たず運営を停止したという。同葬儀館の前身は39年の歴史を持つ紅●市立葬儀館で、2002年に初めて行われた公開入札で民営機構による運営が始まった。
その後、12年に福沢が破格の高値で5年間の運営権を獲得し、現在に至っていた。同葬儀館で執り行われる葬儀は香港全体の12%以上を占めており、残る葬儀場は6カ所のみ。
食物及環境衛生署は今後、同葬儀館の改修を進めるが工事には1年かかる見込みで、運営権も新たに公開入札を行う必要があることから、運営再開には時間がかかるという。
葬儀業界関係者は、すでに飽和状態だった葬儀場がこの閉鎖の影響でさらに緊迫することは必至だと指摘。亡くなってから1カ月以上待たないと葬儀が行えなくなり、また料金も10~20%上がるだろうと話している。
【●=石へんに勘】
>>あわせて読みたい 『香港・公共住宅の入居申請、平均待ち時間は4.7年!』