3月27日付香港各紙によると、MTRの昨年6月に2.65%の値上げを実施し、値上げは昨年まで7年続いていたが、これで8年連続は回避された。
MTR運賃改正の上げ幅は、消費者物価指数(CPI)伸び率、運輸業給与指数伸び率、MTRの生産力要素から計算される。
統計処が発表した昨年12月の運輸業名目給与指数伸び率は3.3%で、これに昨年12月のCPI伸び率1.2%と生産力要素0%、額外控除、10%割引の適用など加味すると、運賃は1.49%の引き上げが可能となる。
しかし、上げ幅が1.50%を下回る場合は次年度へと持ちこされるため今年は運賃引き上げは行わないことになった。
香港鉄路(MTRC)では、今後6年間に少なくとも6カ月間の3%割引を実施する予定であることから、今回の運賃据え置きは実質運賃引き下げに相当すると話している。
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