香港にて、強制積立年金である通称「ナマケモノ基金」が4月1日スタート
強制性公積金計画管理局(MPFA)は3月21日、強制積立年金(MPF)の「予備投資戦略」(通称「ナマケモノ基金」)を4月1日からスタートさせると発表した。
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MPFは加入者が投資ポートフォリオを選択していない場合、受託会社が積立金を予備ポートフォリオに投資することとなっているが、その予備ポートフォリオの監督管理を強化するため考案されたのが「予備投資戦略」だ。
3月22日付香港各紙によると、1月末までに投資指示を行っていない口座は61万件に上るが、これらは4月1日から自動的に「予備投資戦略」に移行する。
また4月1日以降の新たな積み立てについて投資指示を行っていない300万件の該当資金も同様となる。
管理手数料は0.75%で、総費用は0.95%を超えないこととなっており、現在のポートフォリオ平均手数料の1.57%より低い。
リスク調整は年齢に合わせて自動調整され、リタイア年齢が近付くにつれて低リスク投資に移行する。
「予備投資戦略」を望まない場合は4月に受託会社から送付される通知書に記入する必要がある。
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