米Airbnb(エアビーアンドビー)が、総合トラベルプラットフォームへと進化
アメリカの民泊仲介サイト・Airbnb(エアビーアンドビー)が、3月21日、従来の民泊仲介業に次ぐ新たなサービスをスタートさせると発表した。
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今回、都内で開かれた記者会見にて、共同創設者のジョー・ビゲア氏は、「包括的な旅行体験を提供したい」と話した。
昨年の16年11月に新サービスとなる「トリップ(Trip)」をローンチ。従来の民泊仲介に加えて、旅行先の体験やアクティビティ、さらには飲食店の予約や旅程表機能なども追加された。
すでに日本を含めた世界の14都市で、約500以上の「体験」が掲載されており、その例としては、伝統的な和紙作りや、包丁研ぎ、畳の部屋でヨガなど、よりローカル寄りなオリジナルな「体験」が楽しめるという趣だ。
さらに東京では、ガイドブック機能である「スポット」もスタートしており、50人のエキスパートが紹介しているオススメショップもチェックできる仕様となっている。
今回、日本における「トリップ(Trip)」のサービス拡大にともなって来日したジョー・ゲビア氏は、「旅行のあらゆる体験をプラットフォームに統合する」という旨を語った。
このジョー・ゲビア氏のコメントから、Airbnbが、いよいよ総合的なオンライン・トラベル・エージェント(OTA)へと舵を切ったことが理解できるだろう。
その視野には、もちろん2020年の東京でのオリンピック・パラリンピックが含まれているはずだ。
今回のAirbnbの事業拡大が、日本の旅行会社に与える影響は果てしなく大きい。シェアリングエコノミーは確実に既存のシステムを変えていく。
>>あわせて読みたい 『2020年インバウンドの客室供給不足対策へ、エアビー民泊の拡大に期待』
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