3月16日(木)に逮捕された容疑者は、地元新聞に実名で報道されている50歳の男(K)。
セブに15年以上在住していて、現在の職業はマクタン島ラプラプ市にある日本人が所有するペンションのマネージャーをしている。
調べによると、Kは2月にレイプ被害者(15歳)とその友人を招き、被害者をラプラプ市内のホテルに連れて行ったが、ホテルのフロントで被害者が未成年であったために利用を拒否された。
そのため、Kは自分の車に連れ込んで、車内でレイプに及び、事後に1000ペソを被害者に渡した。
被害者はレイプされた次の日に、両親と共にラプラプ市警察に事件を報告し、市警察はCriminal Investigation and Detection Group in Central Visayas (CIDG-7)=(国家警察中部ヴィサヤ地区本部犯罪捜査隊)と協力して逮捕に乗り出した。
Kは被害者に15日(水)に連絡したため、当局は翌16日にマンダウエ市にあるショッピング・モールで被害者と待ち合わせるよう囮捜査を行い、同日1時30分にKは同所で逮捕された。
逮捕容疑はレイプ及び未成年虐待であり、ドゥテルテ大統領はレイプ犯を『死刑にする』と言明しているようにフィリピンにおいては何れも重罪事犯となっていて、有罪の場合は現在最高で終身刑が科せられる。
なお、取り調べではKは他にも未成年者に対する性的虐待の余罪があると見て取り調べを進めている。
先には韓国人9人がラプラプ市内のホテルで買春で摘発されて実名報道され、容疑者の逮捕時の写真も報道されているように、フィリピンではこの手の犯罪者に対して容赦なく、被害者の心の痛手を考えると、この手の容疑者には通常の人権はないとまで言い切る向きも強い。
また、今回は邦人によるレイプ事件であるが、こういった不良な邦人を含めた外国人がラプラプ市及びセブ市周辺に在住しているともいわれ、在住外国人にとって単純に住み良いセブにも裏面があり、今回の逮捕劇はその氷山の一角と見られている。
【写真は事件の舞台となったラプラプ市とマンダウエ市を繋ぐ橋】
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=407
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