日欧の自動車部品会社5社に総額1.5億ユーロの制裁金
欧州委員会は8日、日欧の自動車部品6社がカーエアコンなどをめぐる価格カルテルを結んでいたとして、うち5社に総額約1億5,500万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。日本企業についてはデンソー、パナソニック、サンデン、カルソニックがカルテルに関与したと認定。パナソニックを除く3社が制裁対象となった。
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欧州委によると、日本4社と独マーレベーア、仏ヴァレオの計6社は2004年11月から09年5月にかけて、自動車メーカーに供給するカーエアコンとエンジン冷却装置の価格カルテルを結んでいたほか、情報を交換していた。
認定されたカルテルは供給先、供給する製品によって異なる計4件。デンソーは4件、サンデンは2件、パナソニックとカルソニックは1件に関与した。制裁額はサンデンが約6,460万ユーロ、マーレベーアが約6,213万ユーロ、ヴァレオが約2,670万ユーロ、カルソニックが約174万ユーロ、デンソーが約32万ユーロ。
パナソニックは最初にカルテルを通報したため、制裁を全額免除された。デンソーも4件のうち3件について、同様の理由で制裁が免除された。他の企業も調査段階でカルテルに関与したことを認め、調査に協力すれば制裁額を減額する和解手続きに応じたため、一定の減額が認められた。
ソース:http://fbc.de/eur/eur3977/
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