海外ビジネスニュースを毎日配信!− DIGIMA NEWS

ブラジル郵便局、250営業所を閉鎖へ

 
営業所統廃合の方向性については2月に発表していたが、今回は閉鎖する具体的な数に言及したものだ。
 
ECTの公式発表によると、この統廃合は住民により効率的にサービスを届けることを目的としているとのこと。現在のところ郵便局は全国に6500の直営営業所と1000のフランチャイズ形式の出張所を展開している。
 
ECTによれば、統廃合は順を追って、人口5万人以上の市町村においてのみ行うという。統廃合プロジェクト発足以来、すでに60営業所が他の営業所に統合されている。
 
店舗統廃合には人員削減が伴うが、この史上最悪レベルの不況の中、ECTはコスト削減のリストラ策を講じた。
 
過去2年間でECTは40億レアル(約1550億円)の損失を積み上げている。2015年度の21億レアル(約800億円)に続き昨年2016年度は約20億レアル(約750億円)の損失を出した。
 
赤字続きの中、ECTは1月、55歳以上の従業員を対象にした早期自主退職制度を発足させた。ECTいわく、外注費の削減だけでなく、今後は従業員給与も20%程度削減してく必要があるという。
 
(文/余田庸子、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真はリオデジャネイロ市ベンフィカ地区にある流通センターにて、ブラジル郵便局のトラックと職員
 
ソース:http://megabrasil.jp/20170312_34336/

■関連記事
2017年リオのカーニバル 美女ダンサー、パフォーマー写真集
ブラジルにおける、女性起業家と男性起業家の大きな違いとは
「ブラジルフェスティバル2017」は7月15日(土)、16日(日)に開催
ムケッカ、マニソバなどの郷土料理が並ぶ「ブラジル美食祭」3月開催
「FOODEX2017」、ブラジルパビリオンでグルテンフリー食品や機能性食品、注目集める