3月7日付香港各紙によると、逮捕されたのは移民コンサルタント会社の経営者の男(62)とその妻(48)、および助手として働いていた男(27)の3人。
容疑は公文書および有印私文書偽造と密入国の斡旋などで、英国への密入国を希望する中国本土住民に対し、偽造の在職証明や収入証明などを発行し、観光ビザを取得させていたというもの。
香港警察では、中国人の一団が観光ビザで英国入国後に行方不明になっているという英国側からの情報を受け、捜査を進めていくうちに同組織が浮かび上がった。
同組織では2014年から現在まで100人以上のビザ申請を請け負っており、渡航に成功したのは30人程度。
その密航者も渡航後は行方不明になっており、香港警察では違法就業の可能性を示唆してる。
またこの捜査は広東省公安局との共同捜査の形で行われ、本土で密入国希望者を募った共犯の中国本土住民8人も同時に逮捕されている。
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