シンガポール、上場企業の第4四半期決算、ほぼアナリストの予想どおり
12月期を採用している上場企業の第4四半期決算がほぼ出そろった。以前よりアナリストの予想に近い決算の企業が増加しており、2年続いた業績予想の下方修正も今後、なくなる可能性が浮上してきた。
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3月3日までに同期決算を発表した237社のうち、黒字は172社、赤字は65社だった。前年同期より業績が改善したのは136社で、悪化した企業(98社)を数で上回った。
通年決算を発表したのは442社で、黒字は304社、赤字は138社。純利益の合計は504億Sドルで、前年度比28.7%の増加だった。黒字会社のうち、赤字から黒字に転換したのは52社、増益は126社、減益は123社だった。赤字会社のうち、黒字から赤字に転落したのは40社、赤字拡大が37社、赤字縮小が61社だった。
業績はほぼアナリストの予想どおりだった。第4四半期決算で銀行、通信事業者の業績は悪化したが、クレディ・スイスのアナリスト、タンティア氏は「今年の1株利益予想は以前のまま。最悪の状態は脱したと思われる」とコメントした。
CIMBでは予想以上と予想以下の企業がほぼ同数だった。製造業、輸出業者は予想以上の業績だった。タンティア氏は、下方修正がなくなることは必ずしも見通しの改善を意味しないとの意見で、金利上昇、一次産品値上がりなどの効果が表れるのは来年で、今年の収益は昨年並みが予想されるとしている。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42490/
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