香港・基地局の電磁波が原因か? 4人家族の3人が癌に
携帯電話など通信機器用の基地局(アンテナ)が発する電磁波が原因で、家族3人が癌(がん)にかかり、うち2人が亡くなったとされる一家の存在が報じられ、話題となっている。
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3月6日付香港各紙によると、その一家とは上水の太平邨在住の廖さん一家。4人家族のうち、夫が食道癌で、次女が脳腫瘍で死亡、妻の廖さんも存命であるものの肺癌を患っており、現在は脳腫瘍の疑いもあるという。
廖さんは家族が癌に侵された原因を、住居の屋上に設置された21基もの基地局にあると考え、家主に対し撤去を要求。大きく報道されたこともあり、すぐさまビルの家主団体は基地局の撤去を表明、以降も通信会社への場所貸しを停止するとあきらかにした。
尹兆堅・立法会議員は「この報道後一週間で、同様の訴えが31件もあり、そのうち9人が癌にかかっているとの報告を受けた」と明かし、今後については「政府に対し基地局設置による安全性の確認と設置基準を明確にするよう呼びかけたい」と述べた。
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