3月3日付香港各紙によると、A棟とB棟から成る香檳大厦のB棟は、建て直しを計画する某デベロッパーが全58フラットのうち約75%を買収して住民が立ち退き、空室となっている。
そこに目をつけたマフィアが空室の65%を不法占拠し、買春宿や武器・とばく道具の隠し場所、ドラッグ販売拠点として使用。
収益は月に1000万ドルに上っていたものとみられる。1957年築の8階建ての香檳大厦は完成当初は九龍地区で最も高いビルで高級マンションだったが、1990年代には自営の売春婦が常駐するようになり、その数も年々増加。海外にまで買春のメッカとして知られるほどになっている。
>>あわせて読みたい 『香港・100ドルの偽札急増、昨年は6.5倍』