2017年3月2日

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シンガポール土地開発税改定:集合住宅用地は引き上げ、工業用地は引き下げ

シンガポール土地開発税改定:集合住宅用地は引き上げ、工業用地は引き下げ

国家開発庁は2月28日、3月1日から半年間実施する土地開発税(DC)を発表した。不透明な経済、製造業の低迷を背景に工業用地のDCは平均3.7%引き下げた。コンドミニアムなど土地権利なしの住宅用地のDCは平均4%引き上げた。商業用地は1.3%、ホテル・病院用地は2.6%それぞれ引き上げた。土地付き住宅用地は据え置いた。

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DCは、土地所持者が地目や用途の変更、容積率の高い建造物の建築を申請する際に徴収される税で、118の区画について半年ごとに改定している。国有地売却、民間同士の土地取引で時価を上回る例があるとDCが引き上げられる。
 
一等商業地、宅地に対する開発業者の購入意欲は高く、商業用地、コンドミニアム用地のDC引き上げは予想されたところ。商業用地では14の区で5~29%の引き上げになった。最大の引き上げ幅だったのは第11区(シェントン・ウエー、ラッフルズ・プレース、マリーナ・ベイ)。
 
土地なし住宅用地のDCは51の区で5~17%の引き上げだった。引き上げ幅最大は第53区(ジャラン・ベサルなど)と第57区(バレスティア・ロードなど)。
 
工業用地のDCは全118区で2~14%の引き下げにした。複数件の国有地売却における落札価格が時価を下回った。工業施設の供給過剰も政府は考慮したもようだ。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/42421/

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