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シンガポールのチャンギ含むアジア太平洋の空港、旅客が増加

 
アジア太平洋地域の国際空港利用者は10.2%の増加だった。チャンギ空港の利用者は過去最多の5,870万人で、5.9%の増加だった。勢いは今年も続いており、1月の利用者は前年同月比8.2%増の526万人。旅行需要が高まる春節が昨年は2月、今年は1月だったことがいくらか影響した。
 
アジア太平洋における昨年の旅客増加率は、中東における増加率を約5年ぶりに上回った。ACIによれば、英国の欧州連合(EU)からの離脱決定、米国大統領選挙、シリアにおける戦闘が原因で世界経済の予測が立たず、これが昨年の航空需要に影響したという。
 
イスタンブールやブリュッセルの空港におけるテロ事件は航空業界にはマイナスだったが、欧州航空需要への影響は最小限にとどまった。
 
格安航空会社の活動拡大に航空機燃料の値下がりが相まって、低料金の航空需要が高まったという。チャンギ空港では旅客以外も好調で、航空機離着陸は4.8%増の3万1,600回。貨物輸出量は15万8,690トンと堅調だった。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/42368/