高まり続ける「日本食」人気が後押し、食品輸出が拡大、生鮮食品も
「日本食」の人気が世界で高まり続けるとともに、食品・農林水産物の輸出が毎年拡大している。その中で今後、日本郵船などは鮮度の落ちにくい特殊なコンテナが採用し、欧米諸国などへ生鮮食品の輸出拡大が進める。
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2016年度の日本の農林水産物と食品の輸出額は、7503億円で、4年連続で過去最高を記録している。その背景には、インバウンド市場拡大などにより、「日本食」への認知・人気が高まり、帰国後の現地での需要も拡大しているということがある。
その一方で、これまでの輸出品の多くを占めていたのは長期間の輸送に耐えられる加工食品だ。航空輸送だと費用コストが多くかかるため、海上輸送が採用されていたしかし、海上輸送では費用コストダウンの代わりに、時間コストがかかる。そのため、長期管理の難しい生鮮食品の輸出が占める割合は全体の約5%にすぎなかった。
しかし、日本郵船は今後、鮮度の落ちにくいコンテナ船の採用を発表した。生鮮食品を海上輸送で運ぶことが可能になれば、航空輸送に比べて9割の費用コストダウンが実現可能である。そのため、現地需要の拡大と輸送インフラ改善により、今後さらなる生鮮食品が輸出されることが予測される。
いつまで続くかという不透明感は拭いきれないが、米トランプ政権発足後から続く円安も後押しし、日本の輸出産業は拡大しそうだ。
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