2016年12月期決算は、売上高が627億円で、前年比32.3%の減少。営業利益も9億円の赤字となっており(前年は80億円の黒字)、純損益も15億円の赤字となっている(前年は80億円の黒字)。
その要因としては、訪日外国人の〝爆買い〟が失速していることが挙げられる。
確かに訪日外国人の数はキープされているものの、来日時の購買スタイルが、爆買いに代表される〝モノ消費〟から、体験を中心として〝コト消費〟に移行しつつある。
今回のラオックスの赤字転落は、まさにそういったインバウンド消費の変化を受けての結果だと予測される。
ラオックスへの来客数自体は堅調であったが、客単価が前年の3万4千円から、今年は約2万2千円と下がってしまった。
今後は、経営の立て直しを課題とした、中国の大手旅行サイトとの提携業務に取りかかる。
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