サンパウロでIT・先端技術の祭典、「キャンパス・パーティ」開催
ブラジル人のITへの関心の高さを示す名物イベント、「キャンパス・パーティ」が今年もサンパウロで行われて活況を呈した。サンパウロでIT・先端技術の祭典開催、約8千人が会場に泊まり込みをした(Digima編集部)。
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円安や日本政府の「Visit Japan」キャンペーンの成果もあって、日本を訪問する外国人観光客が増えてきている。ブラジル人も例外ではなく、都内の地下鉄などでポルトガル語が聞こえてくることも少しずつ増えてきた。
その中で、日本にやってくるブラジル人観光客に人気の訪問先として常に上位にあるのが「秋葉原」。ブラジルの高い輸入関税の影響で、外国製品をブラジル国内で買うと非常に高いこともこの状況を後押ししていると思われる。
そんなブラジル人のITへの関心の高さを示す名物イベントが、今年もサンパウロで行われて活況を呈したという。
TVグローボが2月5日、経済情報番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」で伝えたところによると、サンパウロ市モルンビーで1月31日から2月5日まで国内最大級のITイベント「キャンパス・パーティ」が行われたという。
当イベントは今年で10年目を迎える。イベント期間中は会場内に設置された8か所の舞台で1日24時間を通して、計700時間を超える講演、座談会、ワークショップ、計100時間のハッカソンの機会が提供される。
イベントの主催者は、ITの第一線で活躍するプロと学生たちのネットワーキングの機会にする意図があったが、学生だけでなく、プロアマを問わずIT関連技術者たちがブラジル全国から集結するイベントとなった。
いかなる機会をも見逃すまいと、新しいテクノロジー、ポップカルチャーに熱中する約8000人が会場内のスペースにテントを張って寝泊りしていたという。
会場では自らが開発した新技術・新商品を紹介できる参加者ブースもあり、ベンチャーキャピタル等からの資金援助を期待するIT起業家にとってはまたとない機会だ。
また今回からは社会問題、環境問題とコマーシャリズムの共存に関するサスティナビリティ推進プロジェクトにインセンティブを与えたいと、国連が初めて参加したという。
次回は2017年6月14日~18日、ブラジリアで行われるとのことだ。
(文/余田庸子、写真/Campus Party Brasil)
写真は1月31日~25日にサンパウロ市で開催された第10回キャンパス・パーティ・ブラジル
ソース:http://megabrasil.jp/20170212_33892/
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