EU上方修正もリスク大、トランプ政権や欧州選挙、EU離脱による不確実性
2017年、トランプ政権や仏独など欧州で相次ぐ大型選挙、英国の欧州連合(EU)離脱交渉がEUの今後に大きな影響をもたらす。その中で欧州委員会は、2017年のユーロ圏の経済見通しが1.6%であることを発表した。昨年からは0.1%低い成長予測だが、前回見通し(2016年11月)からは0.1%上方修正した。先行きリスクの大きい中での上方修正に、安堵はできない。
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今回、実質成長率、物価上昇率、失業率全てにおいて上方修正が見られた。欧州委員会は、上方修正の理由について「16年下半期の予想を上回るパフォーマンスと17年の好スタート」を挙げた。
一方で、欧州委員会の経済・金融問題部門トップのマルコ・ブティ氏は「大きな不確実性が世界およびユーロ圏の景気見通しを特徴付けている。英EU離脱の道筋も将来のステータスもまだ不明確だ。米新政権の具体的な経済政策もまだ明らかになっていない」と分析した。
そういった不確実性の中、注意深さを保ち、早々の結論は避けて市場を見ることが重要になってくる。次に控えるのは今春の英国離脱交渉本格化だ。
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